歯科検診が大切である理由

  • 2022年12月22日

    なぜ何回も歯医者に通う必要があるの?

    ①歯肉の負担に配慮するため

    歯石取りやクリーニングに来られる患者様からよく質問をいただくことですが、それにはいくつか理由があります。まず歯科で行う歯石取りは歯の表面に付着しているものだけでなく、歯肉の奥深くにできた歯石を除去します。

    治療の際は、器具で歯肉に触れる必要があるため、多少なりとも歯肉を刺激します。そのため、患者様の歯肉の負担に配慮して、一度で治療を終えるのではなく、治療回数を分けて治療を行うよう保険診療上のルールで決められているのです。

    つまり歯石の量が多くなるほど、治療回数を分ける必要があります。逆に、歯石の量が少ない方であれば1回の治療で済む場合もありますが、だからといって、定期検診に行く必要がないということではありません。

    ②歯磨きだけでは清掃不十分であるため

    歯磨きだけで除去できる歯の汚れは約6割程度といわれているため、きちんと毎食後に歯磨きをしている方であっても、清掃不十分である場合が多いのです

    歯間ブラシやデンタルフロスを併用して細部まで清掃することで、汚れの除去率は上がりますが、それでも十分ではありません。ほんの僅かな磨き残しであっても、虫歯菌にとっては餌となり、歯石をつくってしまいます。

    日が経つにつれて歯石が蓄積され、歯周病や虫歯を進行させる原因となります。

    歯石取りは自分でできる?

    歯石とは歯垢が石灰化して硬くなったものですので、歯磨きで除去することは困難です。ご自分で針や爪楊枝などを使って削る方がおられますが、絶対におやめください。

    歯石を部分的に削り取ることはできますが、歯や歯肉を傷つけるだけでなく、取り残しをしてしまう可能性が高いため、デメリットが大きくなります

    歯石を取り残してしまうと、歯周病や虫歯予防にはなりません。日頃の歯磨きを継続することはとても大切ですが、歯石取りに関しては歯科治療の専門知識と技術をもった歯科医師や歯科衛生士に任せましょう。

    歯科検診を継続して受けるメリット

    虫歯や歯周病治療は早期発見と早期治療がとても重要です。

    歯医者で定期検診を受け続けることで、お口の中に問題が見つかればいち早く予防ができることに加えて、咬み合わせのチェックもできます。

    咬み合わせは、日常生活でのちょっとした癖が原因でズレを起こしてしまうため、ご自身で変化に気づかない方も多いのです。

    咬み合わせが良くないと顔貌に影響するだけでなく、顎や歯の機能にも影響し、食事や会話に支障をきたす可能性があるため歯科で診てもらう必要があります。

    さらに、歯磨き指導も行いますので、セルフケアの質も上がり、歯の健康を守る上で数多くのメリットがあります。

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